2025年6月第4週 3,400ドルの高原状態、これは「次なる飛躍」への滑走路か?
ゴールドウォッチ編集部です。 2025年6月23日(月)、今週のゴールド相場見通しをお届けします。
■ 先週の振り返り:高値圏での「居心地の良さ」を確認 先週(6月16日〜)のゴールド市場は、3,400ドル台という歴史的な高値圏でありながら、非常に落ち着いた動きを見せました。 週初めの16日(月)は 3,417.3ドル でクローズし、その後も17日(火)は3,406.9ドル、18日(水)は3,408.1ドルと、まるで磁石に吸い寄せられるように3,400ドル近辺での推移が続きました。 前週の急騰劇とは対照的に、ボラティリティ(変動幅)は極端に低下しています。しかし、重要なのは「大きく売られなかった」という事実です。通常、急騰後には利益確定売りが出やすいものですが、今回は下がるとすぐに買いが入る底堅さがあり、3,400ドルが新たなサポートライン(下値支持線)として機能し始めています。
■ 誰が買っているのか?:見えざる「クジラ」の存在 この高値圏での安定は、短期的な投機筋(ヘッジファンドなど)だけでなく、長期保有を目的とした「実需」や「公的機関」の買いが下支えしていることを示唆しています。 特に、米国の債務上限問題やドル覇権への疑念を背景に、各国の中央銀行(クジラ)が「価格を問わず」に外貨準備の一部をゴールドへシフトさせている動きは、相場の強固な岩盤となっています。
■ 円安リスクとの付き合い方:まだ遅くない? 「もう3,400ドルだから、買うのは遅いでしょうか?」という質問をよく頂きます。 確かにドル建て価格は史上最高値圏にありますが、私たちが直面している「円のリスク」を忘れてはいけません。 円安が長期化・構造化する中で、日本円の購買力は確実に低下しています。スーパーでの買い物や海外旅行で痛感する「円の弱さ」は、今後さらに加速する可能性があります。 ゴールドを買うことは、儲けるためというよりも、「日本円への集中投資リスクを減らす」という保険の意味合いが強くなっています。高値圏でのもみ合いは、むしろ焦らずに少しずつ資産を移すための「猶予期間」と捉えるべきでしょう。
■ 今週の展望 今週も3,400ドルを挟んだ神経質な展開が予想されます。 上値のターゲットは依然として未踏の領域である3,500ドルですが、エネルギーを溜め込む期間(レンジ相場)が長引く可能性もあります。 しかし、チャートの形は典型的な「上昇フラッグ(上昇トレンドの中休み)」を示唆しており、きっかけさえあれば上抜けする準備は整っています。 短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点で「円からの脱出」を淡々と進めていきましょう。
それでは、6月最終週も良い一週間を! ✈️🌍✨📈



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