2025年5月第4週 じわりと戻す3,300ドル台。これは「嵐の前の静けさ」か?

ゴールドウォッチ編集部です。 2025年5月26日(月)、今週のゴールド相場見通しをお届けします。

■ 先週の振り返り:堅調なリバウンド、底値を確認 先週(5月19日〜)のゴールド市場は、前週の軟調地合いから一転し、じわりと下値を切り上げる展開となりました。 週初めの19日(月)を3,261.4ドルで堅実にスタートすると、20日(火)には 3,312.6ドル まで上昇し、3,300ドルの大台を回復。その後も買い優勢の展開が続き、21日(水)には 3,341.9ドル の高値を付けました。 週末の22日(木)こそ 3,323.6ドル(前日比-0.55%)と小反落しましたが、週を通して見れば、3,200ドル台半ばでの底堅いサポートが機能し、再び上昇トレンドへの回帰をうかがう「強含み」の動きでした。

■ 地政学リスクの「常態化」と金の底堅さ 派手な急騰こそありませんでしたが、この「じり高」の動きこそが、現在のゴールドの強さを物語っています。 世界各地で続く紛争や緊張状態は、もはやニュースのヘッドラインを飾る一時的なイベントではなく、「常態化」したリスクとして市場に織り込まれつつあります。投資家たちは、もはや「平和な世界」を前提としたポートフォリオを組むことが難しくなっており、その結果として、常に一定の資金が「安全資産」であるゴールドに向かい続けているのです。 先週の値動きは、大きく売られる理由がない限り、自然と買いが入るという需給の良さを示唆しています。

■ 「円建てゴールド」の安定感 日本円で資産を持つ私たちにとって、現在の相場環境は非常に興味深いものです。 ドル建ての金価格が回復傾向にある中、円安基調も依然として継続しています。つまり、円建ての金価格は「金の上昇 × 円安」のダブル効果で、極めて高い水準で安定しています。 「円安で物価が上がるのが辛い」というニュースをよく耳にしますが、ゴールドを保有している人にとっては、その円安が資産価値を守る防波堤となっています。 日本円という「船」が揺れている今、ゴールドという「錨(いかり)」を持っていることの安心感は、何物にも代えがたいものです。

■ 今週の展望 今週は、回復した3,300ドル台を維持し、さらに上値を追えるかが焦点です。 テクニカル的には、3,350ドル付近に短期的なレジスタンス(抵抗線)がありますが、ここを突破できれば、再び3,400ドル台への道が開けます。 一方で、市場参加者の関心が薄れると、出来高が減少し、小幅な値動きに終始する「レンジ相場」になる可能性もあります。しかし、それは次の大きな動きに向けたエネルギー充填期間と捉えるべきでしょう。 焦らず、騒がず、静かに輝き続けるゴールドと共に、今週も冷静な資産運用を心がけましょう。

それでは、5月最終週も良い一週間を! ⚓️✨📈

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