025年6月第2週 3,400ドルの壁と「ドルへの不信」

ゴールドウォッチ編集部です。 2025年6月9日(月)、今週のゴールド相場見通しをお届けします。

■ 先週の振り返り:3,400ドルを巡る攻防 先週(6月2日〜)のゴールド市場は、3,400ドルの大台回復を試す展開となりました。 週初めの2日(月)に 3,397.2ドル(前日比+1.59%)と大幅上昇し、3,400ドルに肉薄。翌3日(火)の取引時間中には 3,417.8ドル の高値を付け、瞬間的に大台を突破しました。 しかし、ここでの売り圧力は強く、その後は押し戻される展開に。週半ばの4日(水)に再び3,399.2ドルまで上昇しましたが、週末にかけては利益確定売りに押され、最終的には 3,375.1ドル でのクローズとなりました。 3,400ドルという心理的節目を前に、何度もトライしては跳ね返される「上値の重い」一週間でしたが、同時に3,300ドル台後半での底堅さも確認できたと言えます。

■ ドルへの不信感が下支え 先週の値動きから見えてくるのは、市場の根底にある「ドルへの不信感」です。 米国の金利動向が不透明な中で、投資家は積極的にドルを買う理由を見出せずにいます。一方で、中央銀行などの大口投資家は、ドルの代替資産としてゴールドを淡々と拾い続けています。 3,400ドル手前での足踏みは、単なる調整(一休み)に過ぎず、上昇トレンドの基調そのものに変化はありません。

■ 「円を持つリスク」は消えたのか? 「最近、少し円高に戻ったから安心だ」と思っていませんか? 確かに為替は一時的な揺り戻しがありますが、日本の財政状況や金利差という構造的な問題が解決したわけではありません。 むしろ、こうした一時的な円高局面こそが、円をゴールドに変える絶好のチャンスです。 3,400ドル付近でもみ合っている現在のゴールド価格は、円建てで見れば「高値安定」の状態が続いています。これは、世界中の投資家が「何かあった時の保険」としてゴールドを求めている証左であり、私たち日本人が最も参考にすべき行動です。

■ 今週の展望 今週は、3度目、4度目の正直で3,400ドルの壁を突破できるかが最大の焦点です。 ここを明確に抜けてくれば、市場のセンチメント(心理)は一気に強気に傾き、次は3,500ドルを目指す展開となるでしょう。 逆に、ここを抜けきれない場合は、しばらくレンジ相場(横ばい)が続く可能性がありますが、それは次の上昇に向けた「力の蓄積」と捉えるべきです。 焦らず、じっくりと。今週もゴールドの輝きを味方につけていきましょう。

それでは、今週も良い一週間を! 🧱🔨✨📈

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