2025年5月第2週 3,400ドルの壁と「円安」がもたらす資産防衛の重要性
ゴールドウォッチ編集部です。 2025年5月12日(月)、今週のゴールド相場見通しをお届けします。
■ 先週の振り返り:乱高下するゴールド相場 先週(5月5日〜)のゴールド市場は、まさに荒波の中を進む船のような展開でした。 週初めの5日(月)、祝日明けの市場でゴールドは 3,322.3ドル と力強い反発を見せました。そして翌6日(火)には、買い圧力がさらに加速し 3,422.8ドル まで急伸。一時は3,444.5ドルの高値を付け、3,500ドル再トライへの期待が高まりました。 しかし、週後半にかけて相場は一転。7日(水)に反落すると、8日(木)には -2.53% という大幅な調整を余儀なくされ、3,306ドルで取引を終えています。
■ 背景にある「ドルの強弱」と「地政学リスク」 この乱高下の背景には、米国の金融政策を巡る思惑と、依然としてくすぶる地政学リスクの綱引きがあります。 週前半の上昇は、リスクオフ(安全資産買い)の動きが主導しましたが、週後半には好調な米経済指標を受けて「利下げ観測」が後退。ドル金利の上昇がゴールドの上値を抑える形となりました。 「金利がつかない」ゴールドにとって、高金利環境は逆風です。しかし、それでも3,300ドル台を維持しているという事実は、潜在的な需要の強さを物語っています。
■ 日本円で資産を持つリスク:円安は終わらない? 私たち日本の投資家が最も警戒すべきは、このゴールドの乱高下よりも、むしろ「円の弱さ」です。 ドル建ての金価格が下がっても、円安が進行すれば、日本円での金価格は下がりません。逆に、円安が進む中で金価格が上がれば、円建ての資産価値は大きく上昇します。 先週のような調整局面でさえ、円ベースで見れば「相対的に価値が保たれている」ことに気づくはずです。 政府の介入や口先介入があっても、構造的な円安トレンドを変えることは容易ではありません。資産の一部をゴールドという「世界通貨」で持っておくことは、これからの時代を生き抜くための必須の防衛策と言えるでしょう。
■ 今週の展望 今週は、3,300ドルのサポートラインを死守できるかが焦点です。ここを割り込むと、少し深めの調整が入る可能性がありますが、長期的な上昇トレンドは崩れていません。 むしろ、大きく下げた局面は「円を金に変えるチャンス」と捉えることもできます。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で資産を守る行動を続けていきましょう。
それでは、今週も良い一週間を! 📉🧐📈✨



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