2025年5月第1週 GW中の「円安ショック」と、静かに進む「ドル離れ」

ゴールドウォッチ編集部です。 ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。 2025年5月5日(月・祝)、今週のゴールド相場見通しをお届けします。

■ 先週の振り返り:調整続く3,200ドル台 先週(4月28日〜)のゴールド市場は、前週の急騰に対する調整局面が続きました。 週前半は3,300ドル台を維持しようとする粘り腰が見られ、29日(火)には 3,333.6ドル でクローズするなど、底堅さも見せました。しかし、月が変わった5月1日(木)、市場の潮目が変わります。 米国の重要な経済指標発表を受け、ドル金利上昇への警戒感が再燃。これにより金は売られ、一気に 3,222.2ドル(前日比-2.92%)まで急落しました。高値警戒感からの手仕舞い売りも重なり、週末にかけてはやや重い展開となっています。

■ 「円安」が止まらないゴールデンウィーク 日本の祝日中に海外市場が大きく動くのはよくあることですが、今回特筆すべきは「為替」です。 ドル高の影響で金価格(ドル建て)は下落しましたが、同時に「ドル円」はさらに円安方向へ進んでいます。これは日本の投資家にとって、非常に重要な意味を持ちます。 ドル建ての金が約3%下がっても、同時に円がドルに対して3%安くなれば、円建ての金価格は「変わらない」からです。むしろ、円安の勢いによっては「ドル建ての金は下がっているのに、国内の金価格は上がっている」という現象さえ起こり得ます。 今週の下落局面でさえ、日本円ベースで見れば、ゴールドは依然として「最強の資産防衛ツール」として機能し続けています。

■ 世界的な「ドル離れ」の動き 長期的な視点では、新興国を中心とした中央銀行による「金買い(脱ドル)」の動きが止まりません。 先週の3,200ドル台への下落は、こうした大口の買い手にとっては「バーゲンセール」と映っているはずです。彼らは短期的な金利動向よりも、米国債(ドル)の信用リスクを懸念し、外貨準備をゴールドへシフトさせています。この構造的な買い支えがある限り、下値は限定的でしょう。

■ 今週の展望 連休明けの東京市場は、海外市場の動きを織り込む形でスタートします。 目先は3,200ドルのサポートラインを維持できるかが鍵となります。ここを割ると、もう一段の調整(3,100ドル台)もあり得ますが、中長期的には依然として「押し目買い」の好機と言えます。 旅行やレジャーで出費がかさむGWですが、資産の一部をゴールドに変えておくことで、将来のインフレ(円の価値低下)による「見えない出費」に備えることができます。

それでは、残りの連休も素晴らしい時間をお過ごしください! 🎏✨📉➡️🤔

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